CD紹介 "HOLIDAY FOR STRINGS" プレス・コラム

 

 


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2001年6月にリリースされたオータサンのCD "HOLIDAY FOR STRINGS"はハワイでも話題になり、新聞雑誌にその絶賛の評が掲載されました。ウエイン原田氏、鈴木みずえ様のご好意により両氏のコラムをご紹介致します。

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ホノルル・アドバタイザー紙より

For his latest entry, Ohta-san has gone the virtuoso route, strumming his ukulele in true solo style. No frills. No embellishments. Just several tuning techniques, applied to 14 titles that initially sound too academic, as if he were performing in a recital. This kind of a one-man show is one of power, strength, dexterity and artistry. The line-up may be slightly too scholarly to the unfamiliar, but the uke student will know the king of wizardry it takes to conquer the material here. Among the tunes: "Rhapsody in Blue," "Warsaw Concerto," "Ave Maria" and lots more. The CD is best appreciated in the still of the night, amid the glow of candles, perhaps with a glass of wine. It's romantic, expressive, intoxicating. And it's the master doing what others have been trying to emulate for years. Take a bow, Ohta-san. Hana Hou !

By Wayne Harada, Honolulu Advertiser Entertainment Editor

 
   
 

(訳)このニュー・リリースのCDでオータサンは 本格派ウクレレ・ソロの巨匠の地位をゆるぎないものにした。 気取りもなく、余分な装飾もいっさいない。これまでアカデミックすぎると思われていた14曲を、ただいくつかのチューニング・テクニックで、まるでリサイタルで演奏している様に奏でている。 この様なワンマンショウ的なものは強力なパワー、能力、器用さ、芸術性がなければ成し遂げられるものではない。 ここにラインアップされている曲はウクレレに親しんでいない人にとっては、少し堅いと感じられるかもしれないが ウクレレを勉強している人はこうしたものを乗り越えねばならないのだと、やがて知る事になるだろう。 収録されている曲は: パガニーニの主題によるラプソディー、ボレロ、セレナーデ、ラプソディー・イン・ブルー、ワルソー・コンチェルト、アベマリア、他。 こうしたCDは静かな夜にキャンドルの明かりのもとで、たぶんワイングラスを片手に聴くのがふさわしい。 ロマンティックで、表現力豊かで、人の心を夢中にさせる魔力がある。 長い間みんなが成し遂げられずにいた演奏を可能にしたマスター。オータサンに脱帽! ハナホウ(アンコール)!

(訳:鈴木みずえ)

 


 

ワイキキ・ビーチ・プレス New CD紹介 のコラムより

オータサンのウクレレ・ソロ・クラッシック 「ホリデー・フォー・ストリングス」 Ukulele Solo "HOLIDAY FOR STRINGS" by Ohta-san 「白鳥の湖」 「アヴェ・マリア」 などのクラシックや、セミ・クラシックのウクレレ・ソロ・アルバム。そんな珍しいCDが発売された。 演奏しているのはウクレレ芸術の最高峰、オータサンである。 オータサン(ハーブ・オオタ)は、いつも、ふしぎな世界を創り出す。 小さなハワイの民族楽器から、さまざまな人種の悲しみと喜びをつむぎ出す。この名人の手にかかるとごく音域の限られたウクレレから、オペラやバレエ組曲といった古今の名曲が流れ出す。誰も到達できないテクニックと、境地。しかも、それはまぎれもなくチャイコフスキーやプッチーニの曲の世界である。1オクターブ半から2オクターブ、これがウクレレの音の限界だ。ロウGを使えば2オクターブ、それでもバッハなどを編曲するのは、オータサンでさえ 「書くのがたいへんだよ」 と。音を拾い上げるのも普通のプレヤーには至難のわざである。 この 「ホリデー・イン・ストリングス」では、3番の歌劇パリアッチ(道化師)と12番のマダム・バタフライだけは、ロウGでなく、普通のチューニングで弾いてみせている。パリアッチは、二幕目の有名なアリア"衣装をつけろ"から弾き始めている。今夜、自分の妻をうばって、駆け落ちする男が客席にいる。その前で、おどけた道化を演じなければならない劇団の座長カニオ。あの"リーディ・パリアッチョー"(笑え!道化師)と、泣き叫ぶように歌うパートは世界のテノールの聞かせどころである。オータサンは、その狂う様な男の激情を悲しく激しいトレモロで表現しきっている。

全14曲。クラシック全集とは言え、現代の人気ナンバーも入っている。
 (1) ホリデー・フォー・ストリングス(デービット・ローズ作曲)
 (2) マカレナの乙女(モンテルデ)
 (3) 衣装をつけろ=パリアッチより(レオンカパオ)
 (4) パガニーニの18番の変奏曲の主題によるラプソディ(ラフマニノフ)
 
(5) 白鳥の湖(チャイコフスキー)
 (6) ワルシャワ協奏曲(アディンセル)
 
(7) アヴェ・マリア(シューベルト)
 
(8) 死せる王女に捧げるパバーヌ(ラベル)
 
(9) セレナーデ(シューベルト)
(10) レペリー(ドビッシー)
(11) アランフェスのコンチェルト(ロドリゴ)
(12) ある晴れた日に(プッチーニ)
(13) ボレロ(ラベル)
(14) ラプソディー・イン・ブルー(ガーシュイン)

(鈴木みずえ−ジャーナリスト)

 

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